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喘息のメカニズム

コラム,日常について

2023/10/11

こんにちは!勇気鍼灸整骨院 庚午院です。



風邪をひいてから咳が長引いている、喘息の症状があり季節の変わり目に悪化しやすいという悩みはありませんか?

喘息は完治が難しく、薬物療法だけでなく日々自己管理を行うことが重要です。

今月は、喘息症状の予防となる食事、生活習慣等をお伝えします。


〇喘息とは?

喘息とは、気道の慢性的な炎症が原因で咳や痰などの症状が起こる病気です。

喘息の管理や治療では、発作などの症状が出ないようにコントロールすること、喘息の悪化や死を回避することが目標とされています。

近年、成人の喘息患者数は増加傾向にあります。

医師により診断され、治療中もしくは症状のある方のうち20~45歳が成人全体の約10%で、治療法の大きな進展により、喘息でなくなる人数は減少傾向にあります。

喘息は自分でコントロールできる病気であり、適切な薬物療法と自己管理の継続によって、症状を全くでないようにすることが可能です。


〇喘息の主な原因

喘息は、アレルギーなどが原因になって、気道が慢性的に炎症を起こすことで発症します。

食べ物や生活環境などの刺激によって炎症が起こり、咳や痰などの症状や喘息発作が繰り返されます。

喘息の発症には、遺伝などの「遺伝的要因」と、環境による「環境要因」の2種類があります。

〈遺伝的要因〉
①遺伝子
両親が喘息を患っていると、こどもの発症リスクが高くなります。

②アトピー
アトピー体質の方は、喘息になる確率が高くなります。

③性差
子どもは男児、成人は女性が喘息の発症率が高い傾向があります。

④産まれた時の体重
BMIが高い程確率が高くなります。

〈環境要因〉
①喫煙

②食物アレルギー

③呼吸器の感染症

④鼻炎

⑤天気(気温・気圧)    など


〇喘息のメカニズム

喘息はアレルギーが原因として引き起こされ、症状が出るまでにはいくつかのステップがあります。

①アレルゲンが体内に入る
ダニやほこり、花粉や食べ物など、アレルギーとなるものが体内に入ります。

②アレルゲンが異物として認識される
通常はアレルゲンが入っても症状は起こりませんが、何らかの異変によって異物と認識されてしまう場合があります。

③アレルゲンに対応する為抗体が大量に出る
異物が体内に入り、抗体が大量に放出されて刺激となります。

④1~3によってアレルギー反応が起こる準備ができる
ここまでだけだと喘息の症状は出ません。

⑤アレルゲンが再度体内に入り、炎症を引き起こす物質がでる
一度入っても問題が無かったアレルゲンが抗体と結合し、体内に溜めていた炎症を引き起こす物質が出ます。

⑥気道に炎症が起こって喘息症状が出る


このメカニズムが、大人になってから喘息になる人が多い原因の一つです。

子どもの頃は喘息症状がなかったとしても、大人になって起こる場合があるため、最近咳や痰が長引く、気になるという方は一度病院を受診することをオススメします。


今回は喘息の主な原因、また喘息を発症するメカニズムについてお伝えしました。

次回は受診すべき喘息症状や主な治療法についてお伝えしていきます。

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